妖怪大戦争
監督 三池崇史
出演 神木隆之介 宮迫博之 近藤正臣 阿部サダヲ 高橋真唯 栗山千明 菅原文太 豊川悦司
妖怪大戦争・・・劇中風に言うならば"人間"だけがそう言っているとでもいいましょうか。
皆さん、中途半端ではない突き抜けたバカバカしさにブッ飛びますよ。しかも最後は"ピースフル"な気持ちになるという変な映画。子供も大人も楽しめまっす。観に逝きなされ。
公開前、さほど興味はなかったのですが旧作の敵ダイモスの変わりに、いまきた加藤・・じゃなくて帝都物語の加藤が出るっつーんで突然観る気満々に。
今回の加藤は豊川悦司が演じているのですがクールかつ冷酷で格好良い。でも思ったより出番は少ない。そういや今作に南果歩も出ていますね。ある意味サイキック大戦勃発(ウソ 笑)
側近の栗山嬢演じるアギは見た目はそれほどでも無いと思っていたのですが、動きや仕草をずっと見ていると何だかエロい。女王様っぽい雰囲気が良かった。
主人公の神木君。相変わらず可愛らしいね。それでいてガキンチョなのに何か少しセクシーです。彼は魅力を存分に発揮しています。
相方の高橋真唯演じる川姫。こちらも見た目はそれほどでもないと思ったのですが何だかエロい。いや何だかじゃなくて太ももがですな(笑)
というか上記のアギもですが登場する女性系妖怪は何かエロい雰囲気を感じるのは僕だけでしょうか。雪女も妙に艶っぽいし、ろくろくびは神木君との絡みがちとエロい。
小ネタの連続にチョットB級"臭"を漂わせながらも、そこに出る人間や妖怪役がまぁー豪華だこと。それぞれが素なんじゃないかというくらい自然に演じていて、やりたい放題やっています。特に妖怪は個性出しまくり。竹中直人、阿部サダヲ最高。
そしてCGやメイクなど特殊技術は最近では高いレベルで造り込まれていて劇中の雰囲気に違和感なく納まっており、そこがエンタメ性を高めているのではないかと。
まあ、今更ハリウッドと比べるのはナンセンス極まりないですよ。
姿こそ出ないものの鬼太郎やガメラの名が出るサービスもグッ!
ストーリー的にはありがちな感じですけど、エンディングまでの持っていきかたが「あれっ、あれっ、あれれれっ、うそーん」ってな具合になっていて劇中の雰囲気全てと相まってオーケーオーケーと笑いながら言いたくなりました。
少年の成長やホロっとくる場面を盛り込んだ冒険物語・・・って言いたいところですが、色々な要素が詰まった前振りに、そんなバカなってオチがつく良い意味で凄い馬鹿馬鹿しい豪華なコントとなっております(笑)
血が吹き出さなくても恐るべし三池マジック。
オイラの好きなおきらくごくらく精神の表れですぜ。
子供映画ととるか娯楽ととるかで好き嫌いまっ二つに分れそう。
豆に感謝!
7.5/10点
角川・松竹、「うしおととら」も映画化しないかな〜なんつって。